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せんこーこーこーりーしゃった!った!

敗北宣言 ~マイナージャンル爆走腐女子、遂にLDHに負ける~

1. 近状報告

 今年も残すところあと僅かとなりました。みなさんにとって2017年はどのような年だったでしょうか。個人的に2017年前半は毎日ワクワクしていてウルトラ楽しかったんですけど、後半というか就職してからはクソすぎたという高低差の激しい1年でした。とりあえず退職しなかったの超偉い。来年以降はどうか分からないけど。

 高低差といえば、ちょっと前の投稿で「HiGH&LOWにハマった」みたいなことを言っておりましたが、その後、見事にLDHにやられてしまったのでここにご報告いたします。そうです、あのEXILE三代目J Soul Brothersが所属しているLDHです。まんまと策にハメられてしまった気がしてとても悔しいです。でも、もっと悔しいのは、自分が今まで最も無いわと思っていたジャンルに心を動かされてしまったという事実です!!!!!!!!!!!!! アイデンティティが崩壊しそうなこの感情をどこかにぶつけたいため、そして最も無いわと思っていたジャンルの扉を開いたことにより、2018年はオタ生活的に新境地な年になる予感がするので、とりあえず今の心境を綴っておこうと記事を投稿した次第です。

 まさか2017年最後の記事に「敗北宣言」なんてタイトルをつけるなんて、2017年1月の時点の私は予想していなかったしまさか自分がLDHにハマるとは思っていなかっただろう.….。どうしても年内に書いておきたくて突発的に書いた文なのでいつもに増して荒いし、読み手のことを全然考えてない自己満足文で読みづらいですが、見逃してやってください。ちなみにこの記事はパソコン奨励なので、スマホからだと大変見づらいです。すみません。追記で始まります。ちなみに約16,000字の文章です。キモ。

 

 目次

 

2. オタク・腐女子として過ごした10年の話

 2-1. EXILEを悪だと思っていた過去とそう思うようになった経緯

 たかがLDHにハマった――新しいジャンルを開拓したくらいで「敗北宣言」なんてタイトルで記事を書くなんて大げさな奴だなあと思うかもしれませんが、これには深い(深くない)訳があるのです。というのも、EXILEをはじめとするLDH系の人々は、マイナージャンルを爆走していた陰気な腐女子である私にとって、最も悪しき存在であると考えていたからです。敗北宣言と題して話を始める前に、とりあえず私の屈折した思いを聞いていただかなければ話が始まらないので、マジクソどうでもいいとは思いますが、聞いてください。

 

 私は今年(2017年)でオタク・腐女子になって10年になるのですが、その殆どの時をマイナージャンルの中で過ごしてきました。最初のジャンルから既にマイナーでした。最初のジャンルは新世紀エヴァンゲリオンでした。エヴァなんてマイナーじゃないじゃんと思うかもしれませんが、当時(2007年)エヴァに熱狂している女子中学1年生なんてネットでも滅多に居ませんでしたし、オフでは当然私だけでした。腐萌えしているとなれば尚更です。

 当時はリボーンやDグレがオタ女界隈のメインストリートを形成している時代であり、類にも漏れずオタ・腐女子な同級生たちはそれらをはじめとするジャンプ作品等の人気なジャンルに熱狂していました。私もジャンルに乗っかればよかったものの、その時、私はエヴァしか見えていなかったので、乗れませんでした。なので、一人でエヴァ腐女子ライフをエンジョイしまくっていました。そういう意味でマイナーでした。その後、色々なジャンルを謳歌しましたが、やっぱり私がハマるジャンルは何故か大体マイナーでした。

 

 ところで、私のオタク・腐女子人生を語るにおいて、音楽は避けられない存在()です。私は中2の時にボカロにドハマりして、音楽を聴くようになったのですが、オタク的性格と「初めて」特有のパッションが炸裂しまくって、当時はメジャー曲からマイナー曲まで、ボカロ曲なら何でも聴きまくっていました*1。 

 高校生になると、2010年代の女子高生であるにも関わらず、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTをはじめとする、90年代のロックバンドたちに熱狂しまくっていました。大学生になると音ゲーにハマった影響で、音ゲー曲や音ゲーに楽曲を提供している人達による同人音楽や、クラブに行く習慣なんてない*2癖にクラブミュージックを聴きまくり、最終的にはご存知の通り、何故かaccess及びDAサウンドにハマりました。

 私のボカロ熱が最も高かった頃、ボカロはまだアングラ的存在でしたし、2010年代に90年代のロックバンドに熱狂している女子高生な腐女子はまあそういませんでしたし、音ゲー(の腐女子は都会には沢山いるけど田舎にはそういないイメージ)曲及びaccessも然りでした。 

 そういう訳で、私はオタクジャンルがマイナーならば、音楽趣味もマイナーというクソクソマイナー道を爆走して生きてきました。要するに、誰とも趣味を共有することが出来ず一人でハッスルしているという状態を10年続けてきたという訳です。

 

 でも、好きでマイナーを歩んできた訳では当然ありません。ただ、自分がその時一番ときめく物を求めてネットの海を泳いでいたらそうなってしまったというだけです。なので、自分が今までハマってきたジャンルは最高だと思っているし、もっと色んな人に知られてほしいし、なんでマイナーなのか意味が分からないと思って過ごしてきました。別にマイナージャンルで生きる自分にアイデンティティを感じているという訳ではありませんでした。いつか自分が好きな物がみんなも好きという状況になることを本当に祈って過ごしてきました。

 しかし、そんな私の気持ちに反して、世間の嗜好が私の好きなものとが一致することはありませんでした。周りがテレビで話題な物に夢中な姿を横目に、テレビから押し付けられる物だけで満足出来ている図が本当に理解出来ずに過ごしていました。同級生たちの「好きなアーティスト」欄が判子状態であること、自分が聴く音楽を挙げれば(知らない名前が並んでいるばかりに)不思議な目で見られることが本当に理解出来ませんでした。不思議な目で見られる度に、「いや。逆にこんな最高の人々をなんで知らないの? テレビに出てるやつだけでいいの?」って思いでいっぱいでした。

 

 こうして私は段々卑屈さに磨きがかかってゆき、いつしか、メジャーな物は悪だの、テレビから押し付けられる物たちの中で満足出来てしまうような人間は質が低いだのと限界オタク感溢れる歪んだ思考になっていきました。自分は絶対そうならない、自分は自分の力で自分の好きなものを見つけていくんだ、と無駄に謎の開拓精神を大きくさせていったものでした。気付けば、人(※ここで言う人は同世代、つまり90年代生まれ)にあまり知られていないものを見つけて行く行為にアイデンティティに似た何かを抱くようになっていました。 

 

 2017年末現在のEXILEアー写。「こえーよ誰が誰かわかんねーよ」状態から今じゃ立派に「ラララ余裕で判定できるぜ」状態に.....悔しい......。

 そんな私を卑屈にさせた世間の人たちから支持されていたものの一つがEXILEでした。普通に生活していると嫌でも入ってくる程浸透されている彼らの曲。しかも全く好みではない*3ダンスミュージックやバラードのメロディと好みではない美声なボーカルで構成された曲。そして全く興味がないダンス*4腐女子的には全くときめきポイントがない、黒くてデカくてチャラくて髭でゴツいそしてDQN丸出しな服を着ている男達の群というビジュアル。かつての私は彼らに対して「全く良いところがない」という思いを抱いていました。

 しかし、周りを見てみれば、「EXILEサイコー!」のオンパレード。どいつもこいつもEXILEが好き。意味が分からない。こんな良いところがどこにも無いはずのグループが私の好きなアーティストたちを差し置いて支持を得まくる意味が分からない。テレビから与えられる情報の中から選び出す能しかないクソ野郎たちめが。そしてこういった存在が人々をつまらなくさせていく諸悪の根源だと本気で思っていました。

 つまり、私にとってEXILEとはテレビから押し付けられるもの、そして周りの人をつまらなくさせていく悪しき存在の象徴でした。「いや、EXILE以外にもJのつく事務所とかAのつくアイドルグループとかもいるでしょ」って感じなのですが、それらはまだオタク臭さ(=親近感)があったのでまだ受け止めることが出来ました。でも当時のEXILEはオタク的要素が一切なく、本当に宇宙人的存在すぎて本当に受け止めることが出来ませんでした。それ故に悪と感じるようになり、だからこそ絶対に屈してはならない存在であると本気で思っていました。今思えば本当にクソガキ的思考でした。

 

 2-2. 推しジャンルと悪が手を繋いでしまったというダイナミック伏線

 そんな感じで時は流れ、大学生になった私はゲーセンに通い詰め、夜な夜なクラブミュージックっぽい曲*5で遊んでは曲の気持ち良さでトランス気分になるという日々を送っていました。そんな日々が今に至る伏線になっているとは知らずに……..。

 

 ところで、私が大学生になった頃は、三代目 J Soul Brothersがオラオラしはじめていた頃でした。三代目はEXILEの派生グループであり、同じく意味不明な存在であったので、当然EXILEに対してと同じような思いを抱いておりました。とりあえず良く分からないけど好きなアーティストに三代目を挙げるやつは大体クソだと思っていました(本当にごめんなさい)。 

 そんなある日事件は起こりました。いつものように音ゲー生活をエンジョイし、夜は音ゲー関連の情報を求めてネサフをしていると、三代目の大ヒット曲こと、R.Y.U.S.E.I.の作曲者が音ゲーにも楽曲を提供している方*6であるという衝撃の事実を知ります。私が最高だと思っているジャンルと最も悪しき存在だと思っているジャンルが手を繋いでしまった事実にショックを抱きつつも、そうとなれば聴かなければ…..とyoutube上にアップされているavexの公式動画で聴いてみると、まあ普通に超いい曲でした。そしていつも聴いているような感じ(音ゲー曲)の曲調なので親しみやすさが半端ない。普通に好きになりました。

 がしかし、MVを見たことがある方なら分かると思いますが、MVのあのギラギラウェイパリピ感に免疫がなさすぎて、「曲はいいけどやっぱこういう系の人無理だわ」となりながらそっとブラウザを閉じて終わりました。これもまた悲しいことに伏線になっていると知らずに……。

 

 2-3. 伏線回収

 時は更に流れ、私は社会人になりました。そして、やっと会社にもちょっと慣れた今年の11月下旬、事件は起こりました。HiGH&LOWとの出会いでした。2017年でハイローと出会うってちょっとワンテンポ遅れてね? って感じなんですけど本当にそうですよね。ネットで話題になっていたので前々から気になってはいたんですが、いろんなジャンルを抱えすぎて忙しかったし、悪しき存在だと思っている集団(EXILE系)の人々がメインな映画だと聞いていたので触れないでいたんです。でもいろいろあって、軽い気持ちでちょっと見てみたらまあ面白い…………。そして何より、「曲が良い ~音ゲーのオタクに刺さりまくる音ゲーちっくな曲たち~」状態で、ちょっと調べてみたらあらやだびっくり、挿入歌はEXILE系の人々(要するにLDH系)の曲であるという事実………。今まで悪だと思い続けていた人々の曲にときめいてしまった事実に軽く頭を抱えましたが、良いものだしハイローは好きだから仕方ねえ、とすぐにハイロー挿入歌CDを購入してしまいました。

 そして「悔しいけどド好みな曲ばっかりだな…….」みたいな感じで日々を過ごしながらハイローの情報を集めていると、ハイローは三代目のメンバーが多く出ていることを知ります。それがきっかけで、「昔R.Y.U.S.E.I.のMV観たことあるけど、普通に苦手なビジュアルだったな….でももう一回観てみよっかな….」となり、軽い気持ちでMVを検索。数分後、転機が訪れると知らずに……。

 何回見ても陰キャオタクカッター*7が半端ねえ

 え......? 3分3秒 あたりで胸を上下に動かす山下健二郎さんとかいう人、ありえんほどエロい………………………………………………………….。

 たった一瞬、しかも画面の端っこあたりでオラオラしているその映像に私は心をがっつり奪われてしまいました。昔見た時は一切気付かなかったのに…...。気付かないままで居たかったけど気付いてしまったのでもうどうしようもない……。

 その後数日は気が狂ったようにその数秒の山下氏を何度も何度も眺めていました。その後はそれはもう面白いほどに手のひらを返し、三代目の海を泳ぎ始めました。今の時点で冬のボーナスに一番金を割いたのが多分三代目関連なのマジクソにギャグです。

 ちなみにこの人が山下健二郎さんだよ。比較的マイルドなルックスで親近感沸くよね。普段はおもしろお兄さん状態なのに踊りだすととてもセクシーですこ。

 ということで三代目の海を泳ぎ始めたように見えた私でしたが、ところがどっこい、最終的に(LDH内)最推しはEXILE THE SECONDになりましたEXILE THE SECONDはEXILEメンバーで構成されるユニットですEXILEです。EXILEです。

最も悪しき存在だと見なしていたあの""""""EXILE""""""です!!!!!!!!!! 爆笑。橘ケンチさんが好きになり横須賀コンビ絡みでゴロゴロ沈んでいった典型的な流れです。笑ってくれ。でもSECONDの曲は最高だしケンチさんは外見内面共に美しいので食わず嫌いせず触れてくれ頼むお願いします。けどこの記事は布教記事ではないのでどこらへんが良いのかの話は割愛します。

 ちなみにこの人たちがSECONDだよ。一枚目真ん中の人(みんなご存知TAKAHIROさん)は違うよ。オタクお断り感半端ねえよね。ちなみに私の推しことケンチさんは髪が青い人だよ。っていうか寄せチェキってなんだよ。

 

 2-4. よく見てみると面白かったLDH文化

 ここまでが今年の11月下旬~12月末現在まででの出来事です。ということでLDHに綺麗に屈してしまい、たのしいLDHライフを送っている状態な私なのですが、長い事敵視していたEXILE系というかLDH系はよく見てみると結構面白いコンテンツでした。面白いポイントは沢山あるのですが、素敵な先人ブロガーさんたちが既に書いてくださっているので、大きいポイントはそっちを参考にしてください。ということで、今回はあまり取り上げられていなさそう且つ私が特に言いたいポイントを取り上げようと思います。

 

 2-4-1. LDHという会社名のマジック

 まずEXILEや三代目が所属しているLDHという事務所名がそもそも面白いLDHは、Love, Dream, Happinessの頭文字をとったところから来ているそうです。それは昔から知っていました。そして「なんだそのふざけた安っぽい並びは」と思っていました。が、これよくよく見てみると会社経営としてはめちゃくちゃ上手く機能している会社名だと思うんですよね。

 というのも、ちょっとLDH文化を覗いてみて分かったのですが、所属している人々がインタビューとかですーぐに「ラブ、ドリーム、ハピネスを届けられるように…..」とか言うんですね。挙句の果てには曲中でLDHと叫ぶ。とりあえず、何かあるとすぐに所属アーティストが「ラブ、ドリーム、ハピネス」を口にしています。

 これ凄い!!! 凄いんですよ!!! 何が凄いって、社員たちに経営理念を自然に唱えさせることで自分たちの使命を認識させるこのシステム!!!! 

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www.ldh.co.jp

 ※株式会社LDH JAPANの会社情報をスクショしたものです。画質があれでごめん。

 

 みんなよく思い出してくれ、自分が勤めている会社のことを。クソみたいな経営理念を唱和させられる(しかも長い)習慣はないかい? 私はある。死ぬほどある。毎回毎回うんこだなと思いながら全く心に響かないクソ長い経営理念と基本方針を唱えている。学生のみんなは今にわかることだから楽しみにしておくんだ。

 しかしLDH!!! 誰にでも分かるような簡単な単語で構成された会社名・会社の方針!!!!! 簡単な単語だから頭に入ってくる!!!!!(?) っていうか言ってることは世間の会社の経営理念と大体と同じ!!!! LDHで済むような話を難しい言葉で飾っている世間のほうが悪い!!!!(????) 真向からぶつかって来てる感じ100点。会社名の時点で楽しませてくれてるのエンタメ会社として1000点。会社の哲学がしっかり存在していて、それを経営理念として自然に社員たちに唱えさせることで社員たちを同じ方向に向かせているの10000点!!!!! 素晴らしいぜ…...世間の企業よ見習ってくれ、私も仕事中ナチュラルにラブドリームハピネスを届けられるよう働きますとか言ってみてえよ経営学入門にLDHだよ(?)

 

 2-4-2. オタク・腐女子に優しくなっていた現代のLDH

 そして、これ凄くびっくりしたのですが、現代のLDHは思ったより「黒いデカいゴツい髭」をしていなかった! 好きなビジュアルかどうかは置いといて、とりあえず普通に黒いゴツい髭とは無縁なアイドル並の綺麗な顔の人が多い。勿論従来の黒いデカいゴツい髭みたいな人もいる*8けど、アイドルみたいな顔って感じの人もいる。しかし筋肉は勿論ついている。とりあえずLDHはかつてより(オタク的に)遥かにとっつきやすくなっていました。ハイローという作品自体、そして展開方法(あのCLAMP大先生による漫画)めちゃくちゃオタクコンテンツみたいだったしね。

 特に最近の三代目 J Soul Brothersに関してはなんというかどこかオタク臭いのでめちゃくちゃにとっつきやすい*9 ビジュアルもまろやか(※LDH比)なのでLDH文化に免疫がないオタクにも優しい! 入りやすい! 三代目J Soul Brothersという如何にもイカつそうな名前で今まで彼らの顔をまともに見たことがなかったけど、普通にかわいい!入りやすい! 山下健二郎さん様ちゃんくん殿兄貴は最高!※個人的感想 

 いや、彼らは筋肉ムキムキでダンスがオラオラで最近の曲はEDM系が多いし歌声はポストEXILE状態だしで、一見オタク文化とは無縁なように見えるんですが、最近のMVがなんともオタク臭い.…..。そもそもR.Y.U.S.E.I.は音ゲー(オタクオブオタクコンテンツ)育ちの人が作ってるしな…..。ショートムービー調なMVが二次創作欲を掻き立たせるような感じになっているのです。私が知らないだけで絶対どこかでMVがモチーフな二次創作量産されまくってる。とりあえず分かりやすくオタクっぽい&二次創作されてそう且つ私が好きなやつ貼っておくのでちょっと見てみてください。でもやっぱサムネはオタクお断り感あるんだよな。内容はオタク感あるのに不思議。

 

 私が知ってる東京じゃねえ東京おっかねえよ そしてやっぱり山下さんは最高 あとサイケっぽい音が好き

 こういうゲームみたことある(みたことない)状態。このMVのフル版の世界観ナレーションがスケールデカすぎて面白いです(すこ)。というかさくらりゅうせいこすもすおりおんの開幕謎クソでかスケール世界観面白いので是非フル版を見てほしい。

 洋物のハイローやん状態(すこ)

 どうぞ皆さん二次創作をしてください状態じゃん(すこ)逆ブルゾンちえみ状態なNAOTOさんと伝説の賭け師って設定ながんちゃんさんが個人的に二次創作欲を掻きたてる。

  聞こえるだろ....見えるだろ.....物語がさ.......(?)

 あと、ご覧の通りMVの演出がいちいち大げさ。でも、かつてイナイレ幕末Rockうたプリのアニメやキンプリのような脳味噌を直接やられるタイプの超次元作品たちに脳をやられてしまったタイプの腐女子*10たちには必ず刺さる・どこか懐かしさを感じる心地よさがあります。金が掛かってるので大げさでもここまで盛大にやられると寧ろ気持ち良いって感じです。

 あと最近の三代目の衣装はどこかアイドルっぽくてかわいいんですね。これもまたオタク的にとっつきやすい要素だなと思います。しかしそんなかわいめの衣装を身にまとってる彼らは殆どが30代に突入しているという事実…….萌えしかねえ…..。実際私はその事実で三代目に対する株が爆上がりして完全に好きになりました(最低)。あとメンバーの仲が良いというのもオタクに優しいです。掘れば掘るほど出てくる石油状態です。まあaccessには及ばないけどね(唐突のaccess宣伝)。

 最近の話ばっかりしやがってって感じですが、一度好きになれば昔の硬派路線も自然と好きになるので大丈夫でしょう(?)ちなみにデビュー曲であるBest Friend’s Girlはマジとんでもない闇の腐女子マインドソングなので最初からオタク寄りなマインドがあって、それが最近顕在化してきただけ感ある気がしてしかたないです。怒られる。デビュー曲なのにこんな暗くて大丈夫なのかって感じですが大丈夫で本当によかったね。退廃的な曲に対してMVのテーマが誕生なのは草。

 

 2-3-3. 金で色んなところを攻撃されている感がシャブいLDHワールド

 さっき、三代目のMVは大げさ、でも金掛かってる感溢れているので気持ち良いみたいなことを言いましたが、まあLDHのコンテンツは金がかかってる感が凄い。三代目、SECONDあたりの作品は特に金が掛かってる感が凄い。ので曲にしろMVにしろライブにしろ高品質。さすが国民的グループがいる事務所、財力が違うぜ。フゥ~~~↑↑ 金が掛かってるのが明らかな作品を消費するの気持ち良い~~~↑↑ マジ国民的エンタメ集団~~~~!!!って感じで、LDHコンテンツは大体お金の味がとてもします。頭やら心やらいろんなところを金で叩かれている感じが最高にシャブいので是非一度堪能してみてください。

 ちなみにハイローも勿論金がめちゃくちゃ掛かっている感が溢れている作品なのですが、劇中に出てくる雨宮兄弟というキャラクターが載ってるバイクは一台1000万以上したという事実を知って頭がトリップしました。狂っている。最高だぜ。金は正義ということを思い出させてくれるLDH文化素晴らしいぜ。でも彼らは愛で満たすしかないって歌っているぜ。何が正しいのか分からなくなるぜ。最高だぜ(???)

 

 2-3-4. 市場規模の割に穴場で健康的

 あと、ハイローでLDH好きオタク・腐女子が増えたとはいえ、最近の三代目がなぜかオタ臭いとはいえ、彼らはオタ女・腐女子的にはまだ敬遠されがちな存在であるので、市場規模の割にまだオタ・腐女子の餌食になっていないのがとても健康的で良いです。

 でも、EXILE系の文化って、「男だらけ、男が男に惚れる」みたいな雰囲気が漂っているので、本来なら腐と相性が良いはずなんですよね。でも、過去に植え付けられた「黒いデカいゴツイ髭」ってイメージのせいで、大抵は敬遠する。私もそうだった。でも彼らは平気でイチャ….ではなくメンバーと仲睦まじくしている光景やエピソードを見せつけてくる。

 でも世の腐たちはそれを知らない。しかし彼らが営業とかではなく素で仲睦まじくしている姿は最高*11。私たち腐が観たいのは私らを狙ってないタイプの絡み合いなので最高。穴場。腐の手垢が市場規模の割についていなくて健康的。そしてそのオタ・腐みたいなイモはお呼びでない感の中に無理矢理入り込んで萌えを見出すのが最高にスリリングで最高です(害虫並の感想)。….いや実際は既に餌食になってる手垢も十分についているんだけど、元々私らみたいなのをターゲットにしている訳では無く、私らとは真逆のリア充系をターゲットにしてやっているのがまた良い。要するにオタクの方向を向いていない*12のが健康的でとても良い。オタクの方向を向いていないはずなのに、なぜかオタクコンテンツみたいなことになっていたり、ツインボーカルとかいうクソ萌え構造がデフォなのが最高にエロいぜ。

 こっちに向き始めたら一気に萎えるので、一生こっちを向かないで「ギャル最高!陰気な女には興味ねえ!*13 俺達は""""""男""""""を極めるぜ(拳の絵文字を添えて)」路線を走っていてくれ。こっちはこっちで勝手に入り込むから。なんか上手く説明出来なくて申し訳ないのでとりあえずLDH文化に軽く触れて見てみてください。多分分かると思うので。っていうかこれ非オタでオタク嫌いなLDHファンの方が読んだらブチキレるだろうな......。

 

 と、こんな感じで私と同じくLDHと無縁な生活を送って来たオタクたちに聞いてほしいことはまだまだ沢山あるのですが、とりあえず金と音楽と筋肉と顔でぶん殴ってくれる且つ何も難しいこと考えず楽しめるLDH文化は最高です。クソすぎる社会人生活で荒んでいった心に対してダイレクトに効きます。ので、とりあえずまずはハイローか三代目の最近のMVを見てみてください。でも私の推しはSECONDです(????)

 

 3. 敗北宣言

 3-1. 戦いは終わった

 こうして約10年にわたって悪だとみなして来た存在に、絶対屈してはならないと思っていた存在との戦い(※一方的に私が敵視していただけ)に私はめでたく負けてしまったのでした。完。…….本当に悔しいです。でも楽しいのでもうなんでも良いです。今までどこか下に見ていた、LDHが好きな非オタリアパンピーツイッターを覗いては情報を集めていたりすることもあるのですが、めちゃくちゃ靴を舐めている感じがして屈辱感が半端ないです。でも嫌いじゃないぜ、この感覚…..(?)

 そしてそんな完全に負けを認めてしまった今だからこそ思うことがあります。ということでここからが本題です。敗北宣言文です。約9000字にして漸く本題だよ…..どんだけ遅漏なんだよ…..。

 

 私がLDHに負けたきっかけは間違いなくハイローですが、でも、ただ単にたまたま観たハイローが良かったから、山下健二郎氏のダンスが好みだったから、最近のEDM路線なLDH曲たちが音ゲー曲及びデジタルサウンド好きな自分の音楽趣味とマッチしていたからだとか、人柄が面白かったからだとかいう一言で片づけられる話ではないと思うのです*14

 元々私は陰気で後ろ向きでオタクで腐女子スクールカースト下位爆走、しかも大抵のオタク・腐女子とジャンルが合わないという最悪なタイプの人種で、明らかにLDH文化のようなスクールカースト上位の世界には呼ばれていないような存在です。LDHの体育会系でオラついていて、いつも前向きな感じに不相応な人間で、共感も出来ないはずの人間です。実は自分が体育会系ヤンキーマインドの持ち主で今まで気付いていなかっただけだったというのも違うと思います*15

 私がLDH文化に負けてしまった――共感することが出来てしまったのは、恐らく、10年のオタク・腐女子活動で得て来た様々なジャンルの知識たちの蓄積によるものなのだと思います。「ただ単純に年をとったから」という一言で片づけられる話なんでしょうけど、クソ痛自分語りをもう少しさせてください。

 

 3-2. 10年越しの敗北

 振り返ってみれば、オタクになる前の私は何にも熱中することが出来ない、何に対しても興味が無い、本当に無趣味な子どもでした。それ故、子どもだからということを抜きにしても、知っていることが少なすぎました。でも興味がないことに触れてみようなんて前向きな考えはもう既に持っていなかったので、知りもしないくせにただマイナスな偏見だけが大きくなっていくという負の連鎖の中で生きていました。

 でも、オタクになって、社会では何の役にも立たない、別に知ったところで賢くなるわけでもない分野ばかりだとはいえ、いろんな面白いことを知って、その知った知識たちを以てまた(自分にとって)新しくて面白いことを知り、受け入れられるようになる….と、自分の中の引き出しを増やしていくといったことを10年繰り返し、昔よりは色んな物が受け入れられるようになり、そうして漸く自分もメジャーな、多くの人々が良いと感じるものでも素直に良いと言えるような人間になれたのだろうなと思います。真人間に一歩近づけたのは悪と見なしてきたEXILEをはじめとするLDHのおかげであるという事実が死ぬほど屈辱的です。

 何が言いたいかというと、マイナー道を爆走し、メジャーなものは悪だ、絶対に負けないようにと、馬鹿なりにも(同世代の)大抵の人が知らなさそうな知識を増やしてしてきたはずなのに、その蓄積された知識()たちが、最終的にはメジャーなものでも良いと素直に言える・理解出来るような自分を形成するのに大きく機能してしまったという皮肉さがあるということです。味方だと思っていた仲間たち(=知識たち)に裏切られたこの感覚.....。何言ってるのか私でもわかんねえよ.....。

 そしてその皮肉さこそが私を「敗北した」と感じさせた最大のポイントです。10年間手のひらで転がされてきた感じがこの上なく悔しいのです。私の10年のオタク・腐女子生活のテーマはいつしか「テレビ等のメディアから押し付けられるものに流されず、良いものは自分の力で探し出す」になってゆき、ひねくれまくり且つ怨霊に似た何かから生まれた開拓精神に突き動かされて走ってきたはずだったのに……!!! 何真面目にアホみたいなこと言ってるんだろうって感じですけど、本当にそうですよね…..笑ってくれ…..。

 そういう訳で私はLDHに完全に敗北してしまったのです。そうして敗北宣言と題して、この馬鹿みたいな記事を書くに至ったわけです。

 

 3-3. オタク・腐女子としての10年の総括

 私のオタク・腐女子活動には「開拓」という言葉がいつもついてまわっていました。常に面白いものを求めていろんなジャンルをうろうろするこの習性は、全く上手くいっていない現実の苦しさを和らげるためにやっているのだろうと今まで思っていました。

 ですが、私にとって、オタク・腐女子活動とは、昨日まで知らなかったことを知ることで、それまで理解出来なかったり、受け入れられなかったりしたものを受け入れられるようになる行為、つまり、あまりにも狭すぎる自分の視野を広げていく行為だったんだなと、一連の出来事を通して強く思いました。

 それを気付かせてくれたのが悪しき存在であったLDHだという事実も気が狂うほど悔しいです。私は完全に敗北したのです。やっぱり陰キャは陽キャに屈する存在でしかないんや…………..。

 

 この記事を読んでいる、私と同じくメジャーを悪と見なしているタイプのマイナージャンル爆走タイプ、孤独に自ジャンルを楽しむタイプのオタク・腐女子の方は「ま~たEXILEみてえなメジャーなものに吸収された根性無しが出たわ」とあざ笑っているかもしれません。笑ってほしいから書いているので笑ってくれて結構なんですけど、でもきっと、そういった人もこの日々の果てにあるのは圧倒的な力()や大きなもの()に負けるという現実だと思います(クソポエム全開でごめん)。そのまま順調に拗らせていけば、その時が必ず来るはずなので震えて待つんだ(?)。

 

 3-4. これからどう過ごしていくか(終わりに)

 ということで、最大の悪と思っていたジャンルに屈してしまったことにより、いろんなことが吹っ切れました。特に根拠はないけど、今ならなんでも出来る気がするぜ*16。2018年はやりたいことがあるので、LDH文化にゆるゆる触れながらそのやりたいと思っていることに挑戦してみようかなと思います。

 でも、社会人なのでLDH文化に触れながらやりたいこともやって、今までのように音ゲーもやって特撮もエンジョイしてアニメも見続ける、っていうのはあまりにも時間的に無理があります。と思って、先日、10年続けてきた深夜アニメを沢山見るという習慣を思い切って断ちました。最新のアニメ()を観ていないと、ただでさえオタクとして感覚がズレている自分がもっとズレていく気がして怖かったんだよね。でももう十分でしょう。心から観たいと思った作品だけ観ることにしようと思えるようになりました。唐突に吹っ切れました。LDH怖い。

 というわけで2018年は従来通り特撮と音ゲーをゆるゆるエンジョイしながらLDH絡みも楽しみ、やりたいこともやるという感じでやっていきたいなと今のところは思っています。LDH関連は本気で追いかけると地獄な予感しかしないので、永遠のにわかでいたいところです。2018年はまずGENERATIONSのベスト盤を購入するところから始めようと思っています(?)。

 そしてタイミングが良いのか悪いのか、2018年はEXILEが活動を再開するので、EXILE文化も本腰入れて触れていこうと思います。屈している感が半端ない。EXILE THE SECONDを好きになると自動的にEXILEも履修しないといけなくなるこのシステムが憎いぜ……*17EXILE THE SECONDの良いところの話もしたいのですが、ちゃんと話すのはとりあえずもうちょっと彼らのことをよく知ってから且つその時気持ちが高ぶっていたらにしようと思います。ということで、今回は動画だけ貼っときます。三代目と違ってこっちはメンバーの殆どが180cm越えな黒いデカいゴツイな男らしさに振りまくってるオタク感0ユニットなので一見難易度高いですが、よく見ると激カワ&ポップ&ワイルド&クール&セクシーって感じなので、本当によろしくお願いします。

 うわ怖っ....近寄らんとこ....感マックス。しかしワイルドで最高。あと彼らならやりかねない(何を)

  三代目以上にウェイパリピ感が半端ない。ついでにオラオラしてるからオタクカッターがマジで半端ない。しかし曲楽しすぎだしやっぱりケンチさんは最高。なんたってこの動画でケンチさんに目覚めたからね。

 最近のSECOND曲、というかボーカルの一人であるSHOKICHIさんが作曲に関わってるタイプの曲のブラックミュージックに影響受けています感だとか80,90年代リスペクト感が私*18の感性に響きまくる。

 

 あと、本当は話したくて仕方ないけど力がいるので今回は書きませんが、この一連の出来事を通して、オタクとヤンキーというかマイルドヤンキーは共通点が多いということを体感することが出来ました。この話マジで話が長くなるので、とりあえずそう思わせたきっかけである本たちを載せておくので、もし本屋等で見かけたら是非読んでほしいです*19

新・オタク経済 3兆円市場の地殻大変動 (朝日新書)

新・オタク経済 3兆円市場の地殻大変動 (朝日新書)

 
ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体 (幻冬舎新書)

ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体 (幻冬舎新書)

 

 

 という訳でこれで2017年最後の投稿を終わろうと思います。

 今年は社会人になったことで去年よりももっと投稿数が減りましたが、呪いのビデオみたいな怪文記事が投稿出来て楽しかったです。今読み直すと恥ずかしくて仕方ないけどね。でも同じことを考えて彷徨っている誰かの目に留まってほしいので残しておきます。来年も拗らせ怪文記事が投稿出来るといいな。

 

 それでは最後にこの記事で言いたかったことをもう一度言います。

 EXILEをはじめとするLDH文化に屈してしまったのマジで悔しい!!!!!!!!!

 でも金と音楽と筋肉と顔でぶん殴ってくれる&難しいことを考えずに楽しめるLDH文化は最高!!!!! 荒んだ心にめっちゃ効く!!!!!!!!!!!!! 

 のでみんなも食わず嫌いせず、まずはとりあえずハイローや三代目からはじめてみませんか。

 

 ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。良いお年を。

 

追記:続編です

mi8no.hateblo.jp

*1:しかし今となってはもう何も思いだせない

*2:浅倉大介のクラブイベを除く

*3:当時は激しめのロックが正義だと思っていた

*4:ダンスという文化に一切興味が無かった

*5:私が好きな音楽ゲームことbeatmania iidxはDJシュミレーションゲームであることもあって、収録曲の殆どがクラブミュージック系

*6:Maozonさん

*7:単なる造語。陰キャお断り状態な雰囲気ということ

*8:それがEXILE THE SECONDなんだよね まんまと好きになってしまったのクソウケる

*9:それ良い事なのか?って感じだけど、オタク的には優しい事実だよね

*10:~私だよ~

*11:営業も勿論あるけど

*12:けどハイローはオタクコンテンツ全開だったね でも新規層を取り込むには必要だしね…...(?)

*13:※そんなこと一言も言っていない

*14:いや片づけられるんだけど私はめんどくさい人間なのでいちいち掘り下げてしまうんだよ(マジでめんどくせえ奴だな…..)

*15:かといってお育ちグッドな物腰柔らかマインドの持ち主かといわれるとそれも違うんだけど

*16:何でも出来るとは言っていない

*17:あと折角好きになったのに、EXILEが活動を再開することにより、自動的にSECONDの活動も小さくなるであろう未来が悲しすぎる…..。

*18:80,90年代の音楽が好きになりがち且つかつて好きだったミュージシャンの殆どがブラックミュージックに影響を受けているので自動的に私もブラックミュージックのテンションが好き

*19:うわ出た原田曜平とか言わずにまあ読み比べてみてね