ReShatta2

せんこーこーこーりーしゃった!った!

ボカロ黎明期と共に中学時代を過ごしたオタクの思い出話

 先日*1、私がボカロオリジ曲に目覚めたきっかけとなった楽曲、もっと言えば、曲を聴く楽しさを教えてくれた楽曲こと、悪ノ召使が投稿10周年を迎えました。おめでとうございます。そしてこの世に悪ノ召使という楽曲を生んでくれて、本当にありがとうございます。

  初めて聴いた時は13歳な中学2年生だったのに、いつのまにか社会人2年目な23歳です。恐ろしい。この曲を始めとする、ボカロ黎明期のオリジナル楽曲たちは私の†漆黒の中学時代†を支えてくれ、更にその後の人生を楽しくしてくれた、大切な存在です。

 ボカロに出会うまでの私には音楽を聴くという習慣がありませんでした。というのも、テレビから流れてくる曲が全然ピンと来なかったからです。でも学校に行けばみんなテレビから流れてくる曲が好きで、でもそんな話に乗れない自分が凄く嫌だなと思っていたことを覚えています。「よく聴くアーティストは」といった感じの質問が嫌いで、答えられない自分も本当に嫌でした。「どうして自分はみんなみたいに音楽を楽しめないのだろう」と疎外感を感じていたので、悪ノ召使を始めとする、愛だとか恋だとか夢だとか、JPOPにありがちなテーマばかりに縛られず自由に歌うボカロ曲たちは、当時の私のとって救いでした。

 ボカロ曲は私に、音楽の楽しさは勿論のこと、「テレビから流れてくる音楽が全てではない」ということや、「世の中には自分が知らないだけで面白い曲が沢山ある」ということを教えてくれました。今ではボカロ曲を始めとする、色んなジャンルの曲を聴く、なんならライブに行ったり音ゲーを楽しむくらいの、超音楽好きな人間になりました。相変わらず流行りの曲はよく分からないけど......。兎に角、ボカロ文化は私の人生を大きく変えてくれた存在の一つです。

 ということで、前々から、あの頃のボカロ曲とその後の自分について語りたいと思っていたし、ちょうど区切りが良いので自分語りをします。ちょくちょく思い出してはtwitterで何回も同じ自分語りをするのもなんなので、ここで言いたいこと全部書いてすっきりしてしまおうという魂胆です。

 

  ***

 私がボカロ(厳密には初音ミク及びボカロ2の存在)を知ったのは、確か中1の冬(2008年)だった気がします。当時運営していたサイトの改装作業時に作業用BGMを探していると、いつの間にかあの「みくみくにしてあげる♪」 の動画に辿り着いていました。

  人間じゃない何かが歌っている不思議さ、かわいい女の子の絵、テレビからは絶対聴こえてこないようなノリの不思議な音が新鮮で、ただ単純に「面白い曲だな」という感想を抱き、この曲をよく聴くようになりました。この曲だけを聴いていました。でもまあこの曲ばっか聴いているものなので、次第に飽きて、聴かなくなりました(クソ)。

 それで一旦ボカロからは離れたのですが、一か月ほどして、急にこの楽曲の存在を思い出し、再び聴くようになり、「この曲やっぱ面白いなあ」と思いながら、軽い気持ちで関連動画に飛んだんですね。その動画こそが、みくみくにしてあげる♪の替え歌こと、「アイスアイスにしてあげる★」と「解雇解雇にしてあげる」でした。


アイスアイスにしてあげる★

 (本家の動画が消えていたので転載のほうですみません。)

 「え、ボーカロイドって男もいるの?!」という驚きと、この曲のかわいさと、普通にKAITOというキャラのビジュアルがド好みで、唐突にKAITOに目覚めました。そして、KAITOの歌声をもっと聴いてみたいと思うようになり、色々してたらぼからんこと週間VOCALOIDランキングという文化に辿り着き、その時恐らく一位だった悪ノ召使が私のオタク人生を大きく変えました。

  それまで音楽というのは恋だとか良く分からない応援を歌うものばかりだと*2思っていたので、物語調なこの曲が当時の私には本当に衝撃でした。

 でも、もっと衝撃だったのは、生まれて初めて音楽を聴いて涙を流してしまった自分です。この曲は簡単に言えば、双子の妹の身代わりになって死ぬ弟の、切ない姿を描いた曲です。音楽で泣くことって出来るんだ、音楽って私が知らないだけで凄く面白いものなのかもしれない、と思うようになり、ボカロ曲をもっといっぱい聴いてみたいと思うようになり、それ以降はひたすらボカロ曲を漁るようになり、ボカロ曲と共に以降の中学生活を過ごしました。

 ところで、当時の私は悪ノ召使が好きすぎて、音楽の筆記テストで出た、「好きな曲について書きなさい」という問題で悪ノ召使を取り上げ、その曲及びボカロの素晴らしさについて解答用紙に書き殴ったことがあるのですが、未だにそれを思い出してはジタバタしてしまいます。でもそれくらい好きだったんだよ......特に悪ノP.......。

   あと同時期ここらへんの曲もめちゃくちゃハマってたことを書きながら思いだしました。懐かしすぎて泣いた。あの頃特に好きだった・印象に残ってるボカロ曲の動画貼るので見てください。

 

 もうここらへんは王道オブ王道ですよね。マイナーなのも結構聴いてたはずなんですが、今となっては何も思いだせない。結局王道になってしまいますね。そういえば、当時運営してたブログで毎日ボカロ曲を紹介してたなあ。高校生の頃、恥ずかしくなってその頃の記事を消してしまったのですが、今となってはなんで消したのだとしか。。。あとここには貼ってないものの当時めちゃくちゃ好きだった、でも曲名が思いだせないってのがいっぱいあって凄いモヤモヤします。

  ところで、中学二年生の夏休みは個人サイト設営に注いだのですが(悲しい)、その時にここらへんの曲です。特にSPICE!はめちゃくちゃ聴きました。今思えば90年代嗜好なのはこの時から既にあったんだなって感じです。当時は自覚なかったしこういうのが90年代ってのも分からなかったのですが。KAITOで目覚めた割には鏡音が多いでしょう。悪ノ召使で鏡音姉弟にドハマリしたからね。兎に角、未だに夏になるとここらへんの曲を思い出します。

 同世代の人は「あれ?ハチさんは? ハチさんからの米津さんの流れは?」となるでしょう。私はハチさんが刺さらないタイプのボカロ廃だったんだよ*3

 

 そんな感じで、音楽を沢山聴くようになり、より良い曲を求めてあれやこれやしているうちに、邦楽ロックにドハマりし、高校時代は邦楽ロックをひたすら聴いていました。そうしているうちに、ボカロから離れていき、大学時代はコナミ音ゲーにハマり、更にボカロから離れていきました。どんどん市民権を得ていくボカロの姿を「ふーん」って感じで見ていました。

 その間、ボカロ曲は殆ど聴かないような生活を送っていたのですが、でもこの三曲はよく聴いていましたし、今も聴いています。トカレフと少女に関してはボカロ曲で一番好きな曲です。クールぶってる女子高生萌えはここから始まった感半端ない。

 

 ところがですよ、私が好きな音ゲーに楽曲提供をしている方々の中にかつて聴いていたボカロ曲の作者さんがゴロゴロ(※それほどでもない)いるではありませんか。「かつて好きだったジャンルの人と現ジャンルで再会するのなんかエモーい!」って感じだったんですが、さらにたたみかけるかのように、その後ハマったaccessはボカロの親的存在(ボーカルの貴水さんのようなシンセの音に栄えるハイトーンボイスが作りたいというのが開発のきっかけ)ではありませんか。このボカロに始まりボカロに戻ってきた来た感が個人的には凄く来るものがあります。

 ボカロにハマった頃は人間が歌う曲にハマったことがなかったのもあって、電子な声に特に違和感を感じることなく馴染むことが出来たのですが、正直、「一度人の声にハマったらもうボカロの声には戻れないな」と思っていた時期があり、それでずっとボカロから離れていたのですが、なんか最近は一周して、それはそれ、これはこれと割り切って楽しめるようになり、再びボカロ曲をちょいちょい漁っているこの頃です。

 中学生の頃はポップスとかロックとかハウスとかくらいしか好きな音楽ジャンルというものが無かったし、そもそも知らなかったのですが、音ゲージャンルを経て、いろんなジャンルを知ったので、かつてはピンとこなかったけど今はピンとくるってのもぼちぼちあって漁るのが面白いです。今のボカロ曲すっげえ進化しててすっげえ面白いけど、やっぱ黎明期のボカロ曲が一番や!(老害感)

 ということで、ボカロ黎明期のオリジナル曲たちよ、音楽の楽しさを教えてくれてありがとう、今めっちゃ楽しいですという話でした。

 起承転結考えず本当に思いついたまま書き殴ったので、何言ってるか良く分からなくてすみません。長い割にいいこと何もいってなくてすみません。でも、言いたいこと全部言えて私はすっきりしました(?)。これでもうtwitterで同じ話を何回もすることはないはず.....と思いたい。マジで老害みたいなことしか言えないんですが、今ボカロ曲にハマってる中高生たちに是非黎明期の曲も聴いて欲しいという気持ちでいっぱいですし、今の良い曲も教えてほしいです。でも普通に中高生のお友達いないので、中高生になりきって自分で漁ろうと思います(?)

*1:2018年4月29日

*2:冷静に考えるとみくみくもアイスアイスも全然恋の歌でも応援歌でもないのに......

*3:マトリョシカとかパンダヒーローあたりは普通にめっちゃ好き