ブロマンス音楽ユニットaccess ここがヤバい ~新規による未来の新規のためのaccess入門ガイド~ ②
前回:
1節: 就活を控えた大学生、 accessの動画に辿り着く
ある日、私はひょんなことがきっかけで、youtubeにてaccessの「MISTY HEARTBREAK」のPV動画に辿り着きました。
元々90年代の作品が好きな私には、1度聴いたらすぐ覚えられるような分かりやすいイントロとサビ、一時期にわかTMRファンやってた私にはどこか馴染みがある音、発展途上感溢れるぎこちないポリゴン、あきらかんな合成、謎のダンサー、謎の衣装、全てがヒット。
「こういう曲もあるんだな~」と思いつつ、ブラウザを閉じようとしていたその時、私の目に飛び込んだのが、関連動画にあった、美青年2人が近距離で向かい合っているサムネイルの動画。
2節: 3部作との出会い ~私を惑わす銀色の股間~
access- [pv] Tear's Liberation
「おやおやおや~~~??? 私の腐センサーが反応しまくっているぞ~、ちょっとだけ見てみよ~!」とウキウキで、その動画をクリックをした私。そこには綺麗な曲と銀色の股間。
股間。
股間。
股間から美青年。
私「(なんでこの股間トンネルからこんにちはしてる人普通の顔してんの? あとこの人めっちゃかわいくない? もしかしてこれが浅倉大介って人…?! TMRの曲作ってるあの謎のおじさん?の若かりし姿…?!)」
ということで、最後までPVを見てみると、あらやだ美青年2人が抱き合っているじゃないですか。
え、何このかわいい人…。これが浅倉大介っていう人…?! こんなにかわいい人が妖精と共に夏を刺激して生足魅惑のマーメイドを召喚したの…? オールオッケーしちゃう人ってこんなかわいい人だったの…? こんなにかわいい人があんな凄い曲作れんの…? と動揺しつつ、この曲に対してみんなどんな感想を抱いているんだと思い(この作品が当時のファンにとってはトラウマ作であると気付くのはまだ先のこと…)、コメント欄を見ていると、「三部作」という単語を目にする。
三部作ってなんだろうと思い「access 三部作」でググると、とんでもないページがヒット。
⇒ガチホモ三部作とは (ガチホモサンブサクとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
「3部作」とは簡単に言うと、1994年にaccessが発表した、「純粋な感情」をテーマに作られた曲たち(シングル「DRASTIC MERMAID」,「SCANDALOUS BLUE」,「TEAR'S LIBERATION」)のことを指しており、その「純粋な感情」のモチーフとして分かりやすい「同性愛」が取り上げられたということだそうです。
あーね。なるほどね…じゃねえわと思いつつも、そうとなれば腐の私がスルーする訳がなく、下心全開で3部作の2作目である「SCANDALOUS BLUE」のPVを見ることにしました。これが全ての元凶でした。
3節: クネクネが凄い 指が凄い 曲の張り詰めた感じが凄い切ない ヤバい なにこれ ヤバい いろいろヤバいSCANDALOUS BLUE
SCANDALOUS BLUE(スキャブル)を初めて見た時の衝撃は、なんというか上手く表現出来ないので、初見の時の私の心情と共に紹介します。
真夜中の私「ウ、ウワアアアアアアアア!!!!!」
ウワアアアアアアアアア!!!(20年以上前の作品が、近年の壁ドンブームを先取りしていたことより、20年以上経っても未だ追いつかない「素肌にループタイ」とかいう斬新すぎファッションに目がいく)
ウワアアアアア!(右の人腰のクネクネやばすぎ! 大胆に迫る横大股第1歩しんどい そして近い! そしてBL構図! 指なっが! あとこの時代のPVで良く見かける謎のなびくカーテンみたいな背景最高! っていうかそもそもこの曲の哀愁漂う感じがめっちゃ好み!! 切ない!!)
これ完全に…
「も、もう突っ込む♂の疲れて来たよ…情報多すぎ…」
そりゃあんな大っぴらにしてたら見つかるわ。
や、やっと終わった…。なんて情報量と刺激が凄いPVなんだ…。っていうかこの左の人はずっと通常運転だし、右の人の腰のクネクネめっちゃ癖になるんだけど…。
ホ、ホラーオチ…(違う)
4節: 止まらないSCANDALOUS BLUEの衝撃
「とんでもない作品だった…」と思いつつ、一旦落ち着き、
ガチホモ三部作とは (ガチホモサンブサクとは) [単語記事] - ニコニコ大百科をの記事をもう1度読んでいると、関連動画の節で、気になったのが下の動画
これは、1994年12月(accessが活動休止する寸前)にあったライブの映像なのですが、この動画が私にとどめを刺しました。(この動画はニコニコで見たほうが面白いかも)
え、これさっき(スキャブルPV)までクネクネしてた人…? 艶やばくない…?
この人はただただかわいい…儚い…。こんな人が演奏出来て曲作れちゃうなんて90年代ヤッベーよ…。
歌う美形の後ろで儚げ美青年がシンセを演奏…2次元のような構図…。あと、90年代なのに(怒られる)衣装のデザインがまとも…。
男性が男性に手を差し出しながら「もう君なしで歩けない」とは…??
お、おやおや…? (体格差がしんどい…)
えっ…?
ウ、ウワアアアアアアアアアアア!
5節: 終わらないSCANDALOUS BLUEの呪縛
この日から「ハマりたくないのに凄く気になっている自分がいる、でもこの気持ち誰にも伝わらない」という葛藤と苦悩の日々が始まり、ハマりたくないくせに、accessの情報を集めるという生活を暫く送っていました。
そうしていると、衝撃の事実(というか、3部作関連の記事にちゃんと書いていたんですが)を知ります。
6節:「この人たち、公式からBL漫画と小説が出ている…」
3次ジャンル経験者の腐女子の方は分かると思いますが、本人たちが簡単に見つけられるようなところで、本人たちのBL作品を公開するということはご法度。 学級会が開かれます。それなのにaccessは公式から本人たち(をモデルにした)のBL作品、「SEQUENCE MEDITATION」が出ているのです。たまげたなあ…。
ポイントはこれ20年以上前の話、つまり、まだ今ほどBLが市民権を得ていない頃の話…。彼らと彼らの周りの大人たちはどんだけ時代の最先端を行っていたんだ…。
左:BL漫画 右:BL小説
同人絵描きがやりそうなことを公式でやっちゃうなんて、たまげたなあ…。
(左の写真は浅倉大介画像bot様からの引用…のはず。引用元を忘れてしまいました、すみません。右は小説版シーメデより。)
今でこそ、実在している人が漫画タッチで描かれ、それが金になる(ニコニコの歌い手なんかが良い例だと思います)というビジネスがありますが、accessとaccessを取り巻く大人たちは、20年以上前に既に「これは金になる」と気付いていたからもう「たまげたなあ」としか言えないですね。同人じゃなくて商業で発売されていたのがポイントです。
この漫画と小説は、3部作のイメージ・リンクという企画で生まれたもので、「純粋な感情」をテーマに、3部作のカップリング曲である、「SEQUENCE MEDITIATION 〜超電導思考回路〜」シリーズをイメージして描かれた作品なんだそうです。上手く定義出来ていなくてすみません。
とりあえず、accessをベースに作られているけど、access本人らではない青年たち2人がBLしている本です。ちなみに、朝霧遥さんとは、T.M.Revolutionの殆どの曲の作詞をしている井上秋緒さんのことです。さらに余談ですが、朝霧さん作ではないイメージ・リンク小説?もあります。
どちらの作品もおすすめですが、小説版のほうは、90年代感のあるBL(好きなのに君を傷つけちゃう系 というか女豹様系)やキャラが葛藤している姿を見るのが好きな方にはうってつけって内容で個人的に超ヒットしました(語彙力)。下らへんになぜか楽譜が付いているのがじわじわくる。
漫画版は涼ちゃん(浅倉さんモデルのキャラ)が私の理想の受けすぎてしんどかったです。特にラストは禿げ散らかしました。
さらにさらに余談ですが、見ての通り、この時期のaccessのルックスはアイドル顔負けレベルです。それなのに自分たちで曲も作れるときたからもうヤバいですよね。世の女性たちが黙っていません。
ということで、そんな人達を狙っていたのか、この時期のaccessのグラビアはすごく…耽美です。ので、探しつつ、当時を想像してみると面白いと思います。すごく…シュールです(でも大好きです)。
7節: 足掻くことをあきらめる
その後も彼らの情報を集めていたんですが、「浅倉大介 貴水博之」でぐぐってみると、あらまあびっくり、候補に「キス」と出てくるではありませんか。そりゃ勿論ホイホイ釣られますよね。検索しますよね。
▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわあああああああ
検索結果、そこにはパラダイスが広がっていました。アイドルでもないのに、こんなに激甘画像が出てくる3次ジャンル、アタシ初めて…ッ
たまたま持っていた指輪がお揃いになってしまう、そして浅倉さんはその指輪を長年はめ続けている、未だにお互いの誕生日にはプレゼントを贈りあう等、ネットの海を彷徨えば彷徨うほど出るわ出るわの2人の激甘エピソード。意味がわかりません。
1から自分で探すのは大変だと思うので、まずは下の記事を読むと良いと思います。素敵なアククラ様(アクセスクラスター様、要するにaccessのファンの方々)たちが魅力的なポイントを紹介してくださっています。
こうして、いつしか私は足掻くことをやめ、accessの沼にズブズブと沈んでいき、「もっと彼らについて知りたい(下心全開)」と、就活しながらaccessの作品、書籍、円盤などを集めだす生活を送るようになり、無事に就職先も決まりました。めでたしめでたし。
でも、2人の激甘エピソードが多いから、3部作関連が面白いから、って理由だけだったら、ここまで凄い勢いで沼に沈み、凄い勢いで関連物を集めまくる生活は送っていないと思います。ここからが本当の沼でした。
ということで、この記事ではaccessのインパクトがあるヤバいポイントを紹介してきましたが、次の記事ではいよいよ、(個人的に考える)accessの真のヤバいポイントを紹介していきたいと思います。
あと、誤った情報が載っていたらすみません。なにかありましたら、コメ欄か、@mi8noまでお願いします。
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