ReShatta2

せんこーこーこーりーしゃった!った!

僕のいない朝

 

 ニコニコの動画を貼るなんてここは00年代かと思った皆さん、落ち着いてください。これは2020年の記事です。

 

 有休消化という名の無職生活がはじまりました。私のいない会社はきっと今よりずっと素晴らしくて全ての歯車が噛み合っているでしょう。

 

 今年は正月から元気よくホモ文を書いていたはずなのに、いつのまにか転職活動に終止符が打たれていて、3ヶ月あれば人はめちゃくちゃ変わるというのを実感しました。本当に今年に入ってから色々あった。もう気分は年末なんだけどまだ4月なんだよね。

 

 さて、本題に入ろうと思います。みんな読みたいだろ? 俺の赤裸々退職エントリー...............................。

 .......なんですけど、この2年の間にあった出来事を赤裸々に綴ってネットの海に流せるほど気持ちはまだ落ち着いていません。ので、退職エントリー氷山の一角編という名の要点だけポエムを書こうかなと思います。

 

 ***

 

 この度、新卒で入った会社を退職することになりました。退職しようと思ったきっかけは、「他にやりたいことが見つかったから」、そして、「運良く拾って貰えた」と言ってしまえばそれまでですが、ここに至るまでには本当にいろいろありました。

 私には将来やりたいことがなく、それがコンプレックスの一つでした。夢に向かって進んでいく人達が羨ましくてたまりませんでした。それでもやっぱり人生をかけてでもやりたいと思うことはなく、推しに貢いでいくといったオタク生活が続けられたらなんでも良いと思っていました。だから、別にやりたい仕事ではないけれど、オタク生活を続けるにはバッチリな環境である今の会社に入りました。

 だけど、働いてみて思ったことは、やりたくないことをやって生きていくにはあまりに人生は長すぎるということでした。加えて、オタク生活は私にとって、一瞬の慰めにはなってくれるけれど、ずっと傍にいてくれるわけではなく、そんな、消費していくだけの人生を生きていくのがなんとなく怖くなってしまいました。

 オタク的な生活をやめる気はないけれども、だけどそれを人生のメインにしてしまうのは違うんだ、だから他に何かやりたいことを見つけてそれを仕事にしなければ、と考えたけれども、文を書くことくらいしか思いつきませんでした。それは確かに好きだけれども、そんなもの仕事になるわけがないと思っていました。

 ですが、仕事が本当に本当に辛かった2018年の7月にコバルトさんの企画に運良く入賞してしまったものですから、仕事から逃げたい気持ちも相まって、恥ずかしながら、本気で「これが私の天命なんだ」と思ってしまいました。それからはもう簡単です。「私にはこれしかないんだ」という魔法の呪文を唱え続けながら、仕事中は文の構成を考えて過ごし(クズすぎる)、退勤後や休みはほとんど遊びに行かず文を書き続けました。文を書くことに携われるような会社に入れるよう、面接でアピール出来るような実績を作るために。

 書いている時は「めちゃくちゃ小さい賞で1回入賞出来ただけで、天命だなんてバカじゃないのか、目を覚ましたほうが良い」と不安で仕方なかったですし、余計なものはそぎ落として一生文を書くような生活をしているものだから(それ自体は苦痛ではなかったけれども)だんだん人と感覚がズレていく――人と話が合わなくなっていく自分が怖くてたまりませんでした。裏を返せば、たとえそうなってでもこの目標を達成したかったということなのですが、当時の私は必死すぎてそんなことさえ気付かなかった。

 そんな努力もあって、運良く拾って貰え、晴れて退職出来たのでしためでたしめでたし。なのですが、本当は不安でいっぱいです。自分は取り返しの付かないとんでもないことをしてしまったのではないか(※実際している)ということに日々苛まれています。

 かといって今の職場に残り続けても、結局いつかは同じ結論を出していただろうし、あんなに全てを犠牲にしてでも取り組めることなんて他にないですし、まあこれで良かったんだろうなと思います。こんな時代だからこそ、やりたいことはやれるうちにやっとかなきゃですしね。なにより、万が一この選択が誤っていて、結局すぐに退職してしまったとしても、将来やりたいことがなかったことに対するコンプレックスが解消されたことと、それに向かって努力し、達成出来たという事実はきっと今後の人生の糧になってくれるだろうと思います。.......と思うしかない。

 ということで、私は新卒で入社し、三年勤めた会社を退職いたします。来月からは新しい職場で頑張っていきます。今後綴られるであろう、第二新卒情緒不安定日記にご期待ください。

 

 要点だけといいつつ、結局いつものクソ長節が炸裂してしまいました。。。

 赤裸々編(?)で詳しく書こうと思っているのですが、実は今回採用してもらった会社の面接はマジで手応えがなかったんですよね。「やっぱり私には向いていなかったんだ」と、目標を諦め、別の道を探し、「まあ人生ってそういうもんだよね」と現実を受け入れられ始めた一方で、「でもじゃああの天命のような出来事はなんだったんだろうなあ」と思いながら過ごしていたところに採用のお知らせがあったので、なお嬉しかったんですよね。。。やっていけるのかどうか、不安しかないけれど、現職で怠けちらかした分(最低すぎる......)、次の職場では本当に頑張ろうと思います。ので、どうか上手くいきますように。。。。あー怖い怖い。