ReShatta2

せんこーこーこーりーしゃった!った!

絶愛メモ 3巻編

 2巻にのめり込みすぎた結果、大やけどを食らい緊急入院していましたが、今日退院しましたので早速再開しようと思います。嘘です。

 大やけどを食らった私に気を遣ってくれたかのように、3巻は1冊の半分が読み切り=本編の量が少ない......。

 ところで皆さん、泉は名字呼びなのに南條晃司はフルネーム呼びな私に疑問を抱いている頃でしょう。深い理由はないけれど、南條晃司はやっぱ南條晃司と読んでこそじゃん?(?)

  

■3巻編

 ・そもそも表紙から既に物騒なんだよなあ.......................。出血しとるやないかい。

 ・本当は激しい気持ちが抑えきれないのに、ぐっとこらえて明るく振る舞うことで泉の傍にいようと努力する南條晃司.............。あるあるだよね.......(誰だよ)。 

 ・っていうか、好きな人が通う学校に転入する南條晃司(最終学歴中学校卒業)、冷静に考えてヤバすぎなんだよな でもホモはそれくらいやらないとな

 ・普通の高校生だったら、自分が泉を大切に守ったのに、「他人を守ることしか知らないあなたに 哀しい思いはさせなかったのに――」あ~~~~~~~~~~~~~~~~これこれこれ~~~~!!! カリスマ的・強がりな受けを守りたいと焦がれる攻め........腐女子の王道文法だよな~~~~~!!!! っていうか私が大好きなやつなんだよな~~~~~!!! 与え続けている人には一体誰が与えるのだろうの法則(何それ)

 ・「その瞳だ キラキラ輝いているよ 眩暈がするほど この人が好きだと感じる 汗が… 夕陽に透けて眩しい 凄え 綺麗だ――」はいはいはいはい、良いですよ~~~~~~!!! 自分にはない美しさを持つ者への憧憬 好きな人に美を見いだすのそ感性、腐女子あるあるだよね.......。良いポエムだけどこうやって自分で文字に起こすと死ぬほど恥ずかしいやつ(こんなメモ企画してる時点で恥ずかしい全開なのに何言ってんだよって話ですが)

 っていうかこういうのってふつうに少女漫画でもあるよね。やっぱBLも少女漫画も本質的には変わらないんだろうなという分かってはいるけど認めたくない事実。でもやっぱり男女でやることじゃカタルシスを感じない、孤独な感性が満たされない、男男でやるからこそ良いんだという人種がいるからこそ面白いんだよね

 それで書きながら思ったんだけど、こういうの、少女漫画でやったら最終的に男側に優しくされて終わりみたい(受け身)になるけど、BLだと、少女漫画でいう男側もやれるから良いんだね まさに南條晃司がそれだね

 ・泉に好きだと言ったら嫌われてしまうと葛藤する南條晃司いいね.......。いろんな女をたらしまくってる男が言うと最高だね、ぼくは本当に好きな人には好きといえないパターンのやつが大好きなんだよ。ぼくはね、好きじゃない人と寝ながら好きな人を思ってポエムるホモが大好きなんだよ。

 ・泉の脚に触れた手が震えていた南條晃司 良い........。泉に出会って自分の純粋な感情に気付いていくの良い.....んだけど、そのポエムの真下のコマで「女.....抱きてえ......」っていってんの草

 ・欲しいものはフェラーリじゃなくて泉の心な南條晃司~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!! 爆イケお姉様にもそれはさすがにご用意できねえ~~~~~~~~~~~~! 

 ・泉のことをマスコミから忘れさせるために大スキャンダルをわざとぶちかます南條晃司。っていうか姉妹どっちにもちょっかいだすって超次元スキャンダルで笑ってしまう。彼女らの今後の人生のことを考えるとほんまアンタ。いやまあ「最低!」って感想が出てくるのが普通ですわな、だから泉もそうなりますわな。君のためにやったことなのに悲しいなあ......。そういった方法じゃないと泉を守れない身なの悲しいなあ......。そして気付いてもらえないの悲しいなあ......。抱きしめても伝わらないの悲しいなあ..................................................。

 ・からの「この気持ちは 殺そう 俺の一人よがりな欲望の刃で あの人を傷つけてしまう前に この感情は殺そう」

 はあ(クソデカ溜息)。

 絶愛の大きなテーマ(だと思っている)、「好きだけどこの感情が相手を傷つけてしまう、相手を傷つけたくないならば去ることが最良だと頭では分かっているけど、やっぱり止められないこの感情」がまさにここですね。マジ難しすぎテーマですよね。BLぶち超えて全人類のテーマですわ(?)

 こういうのって現実世界でやったら「重w」で一蹴だろうし、少女漫画でやれば、めちゃくちゃ都合の良い男が上手い具合に合わせてくれて終わってしまう、違うんだよ、俺たち腐女子はそんなのじゃだめなんだよ、考えさせてほしいんだよ、って感じですな。だからBLなんですね。っていうかこういうの議論するのはJUNEな気がしますけどね。今の商業BLでここまで詰めてるのないでしょ(あっても浅瀬)。ところでこの問題の答えって一体なんなんでしょうね.....................。

 ・そのカウンター?な泉の育った環境設定 上手い 上手すぎる

 母親が父親のことを好きすぎて殺してしまったところを目にした泉は愛することに恐怖と疑惑を抱いている だからこそ一人で生きていこうとしているという設定 

 はー上手い上手い上手い 先生天才 この設定は計算したんじゃなくてきっと自然に生まれたんだろうと信じたい 

 他人に一歩踏み込めない、怖いと感じる自分 そんな自分に手を伸ばそうとしている存在 他人に一歩踏み込めないっての、誰でもある経験だと思うんだけど、それって自分への不信感がもたらすものなところあるよね 何の話だよ すぐに文に出来ないんだけどここらへん凄い大切な気がする 

 ・ああ~~~~~~ついに告白しちゃったよ~~~~~~~~~~~~~!!! 議題は集まった、ここから実践を交えた討論だ~~~~!!!!

 

 読んでいて思うことは上記のとおりめちゃくちゃあるんだけど、それらがなかなか一つの答えにまとまらないよ.............。溶接師来てくれ..........。っていうか読み返してみるとマジで日本語喋ってないですね.......。

 

 続く

 

絶愛―1989― 3 (マーガレットコミックスDIGITAL)