ReShatta2

せんこーこーこーりーしゃった!った!

終わりなき日常に生きる私たち

 コバルト様の第197回短編小説新人賞の最終選考作品に選んでいただけた拙作、「終わらない世界は黄土色を飲みこんで」についてネチネチ話します。経緯とか自分語りとかどうしてこんなのにしたのだとか。本編・選評、前回記事を読んでから読んでいただけると、入りやすいんじゃないかと思います。 

選評:

cobalt.shueisha.co.jp

前回の記事:

mi8no.hateblo.jp

 長くなるので要約すると、

 ・簡単には終わらない世界――終わらない日常で生きる、意志が弱くて根性がなくて自己中心的な人間の存在。

 ・「今の自分では駄目だ、この鬱屈な日常を変えたい」とは思っているけど、自分から変える気も気力もなくて、誰かが変えてくれるのを待っているけど、そんな漫画やドラマみたいに誰かが自分を連れ去ってくれるほど甘くない現実。

 ・そんな終わらない日常に生きていく、平凡で地味でどこまでも受動的な人間の存在。

 ってのが書きたかったのがこの作品です。

 詳しく聞いてやろうかという人は追記へどうぞ。トータルで1万字くらいあります。キモ。

 

 ***

 

 事実、私には友達が数えるほどしかいない。

 友達は沢山いたほうが良いと思うけど、頑張って増やそうと思ったことは24年生きてきた中で、無いに等しい。勿論、ある程度は我慢できるが、他人に合わせるという行為が私には本当に苦痛なのだ。

 私は物の考え方が他人とズレていると感じることがよくある。それは別に良いのだが、女の世界は異物に厳しい。「そういう考えもあるよね」で流せばいいところを、真に受けて、蔑んだ目で見るような人が多い*1

 私が最良だと考えた行動は、集団の中では浮くような行為らしく、変な目で見られたこともよくあった。私は集団の中で目立つのが嫌いだ*2。ひっそりと存在していたいのだけど、集団の一般的な考え方に合わせて生活すると、自分の考えとの違いでストレスを感じるし、自分がストレスなく生きるために最良の行動を取りながら生活すると、なぜか浮いてしまい、自動的に目立ち、やっぱりストレスを感じるというジレンマと共に生きている。

 そんなジレンマに耐えて、集団で生きる――ストレスと引き換えに友達を沢山作るくらいなら、一人で過ごしているほうが私にとってはマシなのだ。そういう訳で、私には友達が数えるほどしかいない。

 でも、一人で寂しくないというわけではない。出来ることならば、自分が考えている話を誰かに聞いてほしいし、共感してほしい。私だって出来ることなら、集団の中で何の疑問も持つことなく、穏やかに過ごしたい。だけど他人は私の自己満足に付き合っていられるほど暇じゃないし、自分と考えが異なれば尚更だ。

  そういう時、文章を書くという行為は、どこまでも私に優しい。

 相手の表情を見たり、ペースに合わせる必要――相手から異物として見られるストレスが無く、加えて自分の見られ方を考える必要を最小限に抑えられつつ、自分のペースで自分が考えていることを思う存分に伝えられるからだ。気が済むまで書いた私の文に、他人は無条件で付き合ってくれるし、(しかも合わないと感じれば勝手に去っていってくれるし、私は蔑んだ目を見たりして心を痛めずに済む)、それで運が良ければ共感してもらえるし、自分は異常ではなかったのだと安心することが出来る。こんなにも私に甘い世界はない*3のだ。

  だから、私は文章を書くということが好きだ。

 

 けど、私は文章を書くことを仕事にしなかった。就活中、文を書く仕事を探そうかなと一瞬思ったが、結局やめた。いろんなことに対して自信と覚悟がなかったからだ。だから、文章を書くこととは一切無縁の仕事に就いた。休みの日にのんびり文を書いて、もし転職したくなったら、その時考えようと思った。

 だけど、私はその選択をすぐに後悔した。経緯は省略するけど、兎に角、今の仕事に対するやる気を失い、上司たちからの信用は恐らく地に落ちたし、現在進行形でそれが続いている(だめじゃん)。やる気はなくなったけど、退社する勇気もなく、宙ぶらりんのまま過ごしていたのが、今年の4月~6月までの出来事だった。 

 6月頃、何もかも上手くいかなくて、私は入社以来最も気が病んでいた。6月中・下旬に関しては、連日雨が降っており、尚更気分が重たかった。そうして何もしていない()うちに、7月になり、だけど状況は何も変わらず、ただただ死にたかった。そんな時に、自分が書いた小説が入選したことを知った。7月6日の出来事だった。

mi8no.hateblo.jp

 昼休み、クソ狭い更衣室で一人項垂れていると、突然メールが来て、衝撃のあまり、手が震えはじめるのと比例して、雨が激しくなったのを今でも鮮明に覚えている。

 勉強ばかりの社会人一年目をなんとか乗り越え、これからいっぱい文を書いて、賞とかに毎月送っていこうと意気込んで書いた一作目が賞にひっかかったのだ。結局、その後仕事で病んでいたり、二次創作にかまけていて、全然賞に向けて文は書いていなかったのだが......*4

 その日の帰りは雨が激しくて、川は既に氾濫寸前だったし、避難警告で携帯はめちゃくちゃうるさくて、非日常が確かにやってきていたはずだけど、自分が書いた文が生まれて初めて、目に見えて認められたという事実に浮かれまくっていた。会社から駐車場までの道で見上げた曇り空が本気で輝いてみえた。

 家に帰った後もずっと雨は激しかったし、警報は鳴り続けるし、夜中には地震でもないのに地面が揺れた*5しで、かなり危険な状態にいたはずなのに、私は兎に角浮かれていた。そうして7月7日を――後に平成30年7月豪雨と呼ばれる災害の中で、最も被害が多かったであろう日を迎えた。

 

 今まで自然災害とは無縁な地域だったので、兎に角、衝撃的な一日だった。だけど、家から数十メートル先が浸水しているような状況だったにも関わらず、私の家は高いところにあるからか、全く被害を受けなかった。だから、昨日を引きずってずっと浮かれていたし、推しこと、THE RAMPAGEが出ている十一時間生放送の音楽番組もしっかりリアルタイムで見た。だけど、一方で、明日も雨が降り続ければ、我が家ももう駄目だろうという危機感もあった。

 だけど、最後にかわいい推しが見れたし、小さい賞だとはいえ自分が書いた文が認められたという経験も得られたし、もし明日死んでも、もう特に悔いはないかなと思いながら音楽番組を眺めていた。結局、その日の夕方に雨は止み、私は死ななかった。

 翌日の7月8日、私が住んでいる地域は皮肉にも快晴だった。浸水していた場所も、すっかり水が引き、黄土色――泥水の跡に覆われているアスファルトが姿を現した。アスファルトから香る磯のような悪臭を嗅ぎながら、自転車で近所のスーパーに行くと、水とパンが棚から消えていた。そうして私は、漸く今起きていることの大きさに気が付いた。

 テレビで、被災地と化した地元の状況を見ながら、私は、もし自分があそこにいたら、自分は一体何を考えるのだろうということばかり考えていた。色々考えたけど、最終的に思ったのは、「自分がもしあの境遇になったら、今みたいに仕事が嫌だとか死にたいとか言っていられなくなる。つべこべ言わずに生きることでいっぱいいっぱいになってしまい、呑気に文なんて書いていられなくなるのだろう」ということだった。今を一生懸命生きていたら、いつのまにか今よりもっと大人になって、若いうちにもっと文を書いておきたかったと後悔するだろう。それが私にとっては怖かった。だから、自然と、「今のままだと、もし何かあった時に絶対に後悔する。だから気が済むまで文を書きつづけなければ」という気持ちになった。

 

 が、結局、次の日もそのまた次の日も私はまともに文を書かなかった*6ツイッターをしたり*7youtubeで動画巡りをしたり、LDHアーティストにキャーキャー言う、今までと何も変わらない生活を送ってしまった。

 車内で好きな曲を流しながらご機嫌で仕事から帰っていると、雨が少しだけ降った。前方には、未だに泥水の跡が洗い落とされていない黄土色のアスファルトが広がっていた。それを見て、私は、「この雨でアスファルトも元に戻るのかな」とぼんやりと思った*8。そして、そんな呑気なことを思ってしまった自分にハッとした。

 その時、確かに私は日常に戻ろうとしていた。豪雨災害から少ししか経っていないのに、既に遠い記憶にしようとしていた。自分を取り巻く世界が変わったのだと思ったけど、何も変わっていなかったのだ。昂る気持ちも永遠には続かなくて、いつか忘れてしまう寂しさ、だけど忘れてしまうのは、そもそも自分の意志が弱いからだという現実。そしてなにより、車を少し走らせれば悲惨な現実があるにも関わらず、日常に戻ろうとしている自己中心的な自分の姿。そしてそれが分かっていても、やっぱり何もしない自分。

 そして、それは恐らく自分だけではなく、そういった人は他にもいて、何か大きなことがある度に、自分はこれでいいのかと見つめ直してみたり、「これからはこうしよう」だとか思うけど、数日後にはすっかり忘れて、今まで通りの日常を生きて行くのだろう。それまで自分取り巻いていた世界は簡単には終わらないし、その日常を私たちは生きて行くのだろう。

 ......といった感じの思いが一気に押し寄せてきて、この思いを発散させなければ、伝えたいと思った。だけど、人に口で上手く説明出来る自身がないし、言われた側も反応に困るだろう。だけど、この気持ちを伝えたい、同じようなことを思っている人が必ずどこかにいて、そういう人に自分だけではないと伝えたいと思った。そういう時、私は真っ先に自分に最も甘い世界を思い出すのだ。そして私はノートを開いたのであった。

 以上がこの話を書くに至った経緯である。

 

  ちなみに、このブログのタイトル名は、この作品の本当のタイトルだ。

 ・簡単には終わらない世界――終わらない日常で生きる、意志が弱くて根性がなくて自己中心的な人間の存在。

 ・「今の自分では駄目だ、この鬱屈な日常を変えたい」とは思っているけど、自分から変える気も気力もなくて、誰かが変えてくれるのを待っているけど、そんな漫画やドラマみたいに誰かが自分を連れ去ってくれるほど甘くない現実。

 ・そんな終わらない日常に生きていく、平凡で地味でどこまでも受動的な人間の存在。

 がこの作品で最も書きたかったことだ。

 この三点から、どんなタイトルが良いかなと考えていたら、私が大好きな本の一つである、村上龍の「ラブ&ポップ」内にある、「アンネの日記を読んで熱い気持ちになったけど、次の日にはツルッと忘れていて、寂しい気持ちになった」みたいな文章を思いだして、(「私が書きたいこと既出やん....」と思いつつも)そこから、「終わりなき日常を生きろ」というフレーズを思いだした。

 このフレーズは、社会学宮台真司の著作名だ。大学時代、80年代90年代文化萌えを拗らせていたので、私はこの本が大好きだ。だから、とっさにこの著作のタイトルが頭に浮かんだ。(※細かすぎて伝わらないと思うが、この「ラブ&ポップ」と「終わりなき日常を生きろ」はとても相互性がある.....のだけど、そこらへんは他の人も言ってるしここを掘り下げるといよいよ終わらないので省略する。)

 そして、ここから、「この本は90年代に出た本ということを踏まえると、この『終わりなき日常』っていうのは、きっと2000年以降のことで、私はその『終わりなき日常』の世界を生きているんだなあ」とぼんやり思い、この話のタイトルは「終わりなき日常を生きる」しかないと思った。......けど、普通にパクリでよろしくないので、どうしようかとちょっと考えて、ふいに、ロックバンド NUMBER GIRLの「日常に生きる少女」という曲のタイトルを思いだして、「終わりなき日常に生きる少女」とか良くね?と思ったけど、パクリにパクリを重ねただけなので、ちょっと弄って、「終わりなき日常に生きる私たち」にしようと思った。けど、その二作に泥を塗る予感しかなかったので、結局あのタイトルになった。でも、「黄土色を飲みこんで」はさすがにねえよ......もうちょっとスタイリッシュにならなかったのかな.....。

 

 伝えたいことを伝えるために文章を書こうと思ったのは良い。問題は、どのツールを使って伝えるかだった。

 ブログやツイッターが書き慣れているので、そこでつらつら思ったことを綴ろうかと思った。なので試し&発散がてらツイッターで片鱗を呟いたけど、(多分)誰の目にも止まらず流れて行く自分のツイートの姿が虚しかった。だからツイッターよりは流動的ではないブログに綴ろうかと思ったけど、自分のためだけに書いているようなこのブログを使うのは、今回ばかりは違うと思った*9

 となると小説しかない。だから、話を書いて、投稿サイトにでも公開しようかと思った。だが、底辺無名字書きの私のアカウントに一体誰がアクセスをし、貴重な時間を割いてくれるだろうか。伝えたいことがあるのだから、確実に誰かに読んでもらいたい。確実に読んでくれる人がいるルートはないだろうかと考えて、公募に応募すれば、とりあえず誰かは読んでくれることに気が付いた。読んでくれるだけでなく、作品がヤバいと判断されたら、未然に世に放たれるのを防止してくれる。これしかない、と思い、賞に向けて小説を書くことにした。

 では、その小説をどこに送るかだ。「駄目人間エッセイコンテスト」みたいなのがあればぶっちぎりで大賞が取れる気がしたが、当然そんなのもないし(~そもそもエッセイは小説ではない~)、中・長編になるような話ではないのはなんとなくイメージがついていたので、受賞すればデビュー出来る、所謂スタンダードな賞は違う。だけど、短編専門の小説賞は大体ポップだから負け戦が確定している。

 その時、私の頭に浮かんだのがコバルトさんの短編小説新人賞だった。この賞は、別に入選をしたからといって、作家としてデビュー出来るというものではない。だから、私はこの賞を、商業的に売れるとかそういうのはとりあえず置いといて、面白いかどうかでピックアップしてくれ、しかも意見もくれるという貴重な賞だと認識していた*10。つい先日、駄目もとで送ったような陰気な文(バブル小説)を受け入れてくださったところと同じところがしている賞。書く前から、この話がコバルト向けではないノリになるのは予想がついていたけど、送るならここしかないと思い、この賞に向けて小説を書こうと決めた。この時、既に、締切まで一か月を切っていた。

 

 伝えたいことを伝えるためにどんな物語を作ろうか。色々考えたが、全然思いつかない。どうしても嘘くさくなる。頭を悩ませていると、どこかから「脱げーーーーッ!!!!」と聞こえて来たので、全裸で挑むことにした。私を主人公にして書こうと思った。私が文を書こうと思い立った経緯をそのまま綴ろうと思った。

  けど、「コバルトの賞だというのに、23歳(当時)会社員の陰気な日常、読みたいか.....?」と冷静になり、まんま私を書くならブログでやれば良いじゃないか、小説にする意味はないだろうと思った。そして、何より、もし、これが上手くいって入選や最終選考に残り公開されたとして、私の技術不足で伝えたいことが伝わらず、平成30年7月豪雨のことばかりが前に出てしまい、読み手に平成30年7月豪雨の小説だと勘違いされてしまったら最悪だし、渦中にいる人は間違いなく傷つくと思った。それだけは絶対に避けなければと思った。だから、とりあえず私は服を着た。(??)

 どうしようかと再び考え、やっぱり物語を作ることにした。だけど、平成30年7月豪雨に触れずして、完全に別舞台を作り出し、そこでこの気持ちを伝えるのは私の技術をしては不可能だった。だけど、まんまを書くと色んな問題が生じる。だから、読んだら明らかに元ネタが分かるけど、あくまで架空の出来事という手法を使うことにした。それでもやっぱり読んで嫌悪感を示す人はいるだろうということは分かっていたが、本当にアウトだったら、選考の人が止めてくれることを信じ、もし許してくれたならば叩かれることを覚悟で、私はこの路線で行くことを決めた。(なのでどんどん叩いてください、覚悟は出来ているので......。)

 次の問題は描く主人公だ。23歳女会社員の話を書いてもつまらないけど、でも全くの別人を使って伝えられる気がしない。だから、限りなく自分に近い他人を書くことにした。「もし大学生の自分が同じ出来事にあったら、どう過ごし、23の私が思ったことと同じ辿り着くだろうか」ということを想像して書くことにした。そしてあの小説が完成したのであった*11

 ちなみに、だからといってまんま大学生の私を描いたという訳ではない。身バレ対策?である程度嘘は混ぜている。特に、主人公が本当は音楽教師になりたかったくだりは強烈に嘘だ。私は音楽教師になりたいと思ったことなんて一瞬足りともない。分かりやすい夢かつ大学生がぶつかるであろう現実問題に導きやすい職業だと思ったから採用しただけだ。だから、重要なシーンであるにも関わらず、ぎこちないものになってしまった。というかあれが限界だった。だから、あのくだりを指摘している三浦先生はやっぱりプロだと思った。*12

 

 初稿が完成し、文を読み返してみたが、この話、盛り上がりどころも、読み手を楽しませるギミックも全くない。そして爽快感がないし、公共性(共感しやすい文章的な意味で)がない。更にかみ砕いたり、嘘を加えるべきか迷ったが、ここで嘘を加えて完成度を上げて、もし作品が世に放たれたら、それこそ被災した方々を傷付けると思った*13。この文に公共性はないかもしれないけど、でも共感してくれる人がきっとどこかにいるはずだ、それにこの賞はデビューとかそういうものが絡んでいる賞ではないから、癖があってもきっと力さえあれば受け入れてくれるだろうと思った*14ので、あのまま貫くことにした*15。そうして、なんとか小説が完成した。

 応募手続きを完了させた後、私はつい、「もう暫く文章書きたくねえな」という気持ちになった*16。そこから、「この賞の結果発表される頃、私は今の『文を書き続ける』という気持ちを忘れているかもしれないな。それで、自分の小説でブーメラン食らってそう(この話の主人公と同じ道を歩んでいそうという意味で)だな」とぼんやり思った。

 予感は的中だった。この話を書き終えた後、別フレの賞用の話を書いたが思うように書けなかったし、次に書いた話は最後まで書ききることが出来ず没になったし、そのまた次に書いた話はなんとか完成したがとてもつまらないものになってしまった。思うように書けず心が折れた私は格ゲーを触り、見事にハマってしまった。だから、「やっぱブーメランになったなあ」と分かっていながらも、ゲームに時間を割き、文を書かない日が続いた。

 12月6日の夕方、どうしても調べたいことがあり、仕事中に携帯を触ったのだが*17、ちょうど別フレの賞に送った作品の選評メール来ていたので、読んでちょっとテンションが上がったまま仕事に戻った。その日の退勤後、もう一度選評を読もうとメールを開き、ニヤニヤしてからメール画面を閉じた後、コバルト編集部さんからメールが来ていることに気が付き、最終選考に選ばれたことを知った。バブル小説賞の時は手が震えたし興奮しまくったし祭り状態だったけど、エブリスタのほうに気を取られていたからか、今回は「あ、マジか~」程度で、不思議なくらい冷静だった。

 次の日、選評を読んで思ったことについては省略する。けど、限りなく自分に近い他人を書いたからこそ、主人公に対する評価が兎に角刺さった。改めて自分が受け入れられにくい存在であることを再認識し、世間はやはり厳しいなと思った。だけど、それと同時に、なんというか、だからこそ文を書き続けるしかないなと思った。

 そして、私はゲームから手を離......さないながらも、とりあえずwordを開き、再び小説を書き........はじめず、この記事を書いたのであった。終わり。

 

 言いたいことが大体言えてすっきりしました。分かりづらいところが沢山あると思いますが、修正する気もこの記事に時間を割く余裕もないので、頑張って解読してください(クソ)。

 コバルトさんの短編小説新人賞は、去年から「いつか送りたい!」と思い続けていていましたが、去年はとにかく勉強がキツくて文を書くどころじゃなかったので、今回やっと応募出来てよかったです。まさか初挑戦でここまで行けるとは思っていなかったので、びっくりしました。次応募する時は、誰も傷つかない平和なモチーフで挑戦して、入選出来たらなと思います。いつになることやら。ちなみに、これ以降今のところ短編小説新人賞には応募していないです。またしたいんですけど、なかなかタイミングが合わないのです。。。

 いろいろビッグマウス乙なことを言ったのに、ここまで付き合ってくださってありがとうございました。実際は、賞に向けて小説を書き始めて一年も経っていない生まれたての赤ちゃんだし、今回は(恐らく)初心者クラスでの出来事だったし、自分より文が上手い人はごまんといるので、またこれから地道に修行を積んでいこうと思います。来年は長編に挑戦したいと思っているのですが、マジで根性がないので書ききれるか不安です。

 

 最後に、作品を作る時に聴いていた曲を公開する文化にめちゃくちゃ憧れていたので、しても良いですか? いいよ。

 この夏一番聴いた曲はこれ☆彡


EXILE TRIBE / 24karats TRIBE OF GOLD -short version-

 この夏は最高に気が病んでいたので、陰キャなのにこの曲を朝から晩まで聴いておりました。今回の作品も別フレの賞の作品もこの曲をひたすら聴きながら書きました。我ながら気が狂っていたなと思います。でも、(この動画は途中で終わってしまいますが)このMV激アツなんですよ。HIROさんとEXILE TRIBEの歴史を感じる.....ッって感じが。ちなみに未だに聴きまくっています。24karatsシリーズで一番好き。

 あとEXILEのCross~never say die~もめちゃくちゃ聴いていました。公式動画がないので貼りませんが。第一章(TAKAHIROさん加入前)のEXILEはマジで最高なので超おすすめです。

 それにしても、一年前までEXILEが地雷だったのに、今じゃ専らEXILE TRIBEの曲って感じなので、ほんと人は一年あればめちゃくちゃ変わるなと思います......。なんかいつのまにかLDHの記事になってる.......................。

 

 

 

 

 

*1: 話は逸れるけど、「私は○○のジャンルにいるけど、あなたの××ってジャンルはそういうものなんだね」な、所謂「そういう考えもあるよね」スタンスなオタクの女友達は本当に最高だと思う。

*2:自分が書いた文は別だよ

*3:すっげえコミュ障の思考......

*4:でも一応エブリスタに送るやつには取り掛かりはじめてはいた

*5:某所の工場の爆発で家が揺れた

*6:当時はエブリスタが開催する別フレ原作賞に送る話をちまちま打っている最中だった

*7:私の中でついったーは文を書くには入らない

*8: 結局、その雨でアスファルトは元に戻らなかったし、雨が何度か降ってもアスファルトは暫く黄土色に覆われているままだったのだけど.....

*9:あと、途中でやる気がなくなって下書きのまま放置する自分が目に見えて、それだけは避けなければと思った......

*10:媚売りとかじゃなくてマジで

*11:書くの疲れて来たので大分省略したょ

*12:ちなみにあの作品で最も私に近いのは主人公の姉だ。車のタイヤが半分浸かったし、7月7日の早朝朝足をびちゃびちゃにしながら車を救助しにいったし、迂回しながら会社に行っていたし、学生である兄弟に気合で学校に行けと言った 発言の9割実話......

*13:傷つけるとかそういうの頭にあるならそもそも書くなよって言われるかもしれないけど......

*14:ここまで読んで勘付いた人もいるだろう そう私はこの賞に小説道場の幻影を見ているのだ.....ッ!!!(キモ)

*15:まあそもそも文を面白くする技術なんて持ってないのだが

*16:といいつつも実際はすぐ放置していた別フレの賞用の話に取り掛かり始めた

*17:私の会社は業務中平民はネットが使えない&携帯は業務室に持ち込み禁止 どうしても使いたいなら業務室を出ろのスタイル